水道メーターの仕組みや種類は?どこに設置されているの?

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私たちの生活に欠かせない水は、水道管を通して浄水場から各家庭や商業施設などへ運ばれます。そして、各家庭や施設では使用した分の水道料金を水道局へ支払うのです。水道メーターとは水道の使用料を記録する機器のこと。

今回はその仕組みや種類をご紹介します。しかし、電気やガスのメーターは見たことがあっても水道のメーターというのは見たことがないという方も多いでしょう。水道のメーターの見方が分からないと、漏水などが起こったときに対処ができません。この記事を読んで仕組みや種類を理解してください。

  1. 水道メーターとは?
  2. 水道メーターの仕組みは?
  3. 水道メーターの種類は?
  4. 水道メーターの管理は誰が行うの?
  5. 水道メーターの交換が大がかりになるケースは?
  6. 漏水を発見する方法は?

1.水道メーターとは?

水道メーターとは、電気やガスと同じようにどのくらい水道を使用したかを計測する機械です。この数値が水道料金に換算されます。ですから、水道設備があるところには必ず水道メーターが設置されているでしょう。ただし、敷地内に掘った井戸の水を水道として引きこんでいるところは、メーターがついていません。飲用には適していないけれど庭木の水やりなどに井戸水を使っているというところも少なくないので、よく確認しておきましょう。

水道メーターは「量水器」と刻印されたボックスの中に収納されています。電気やガスのメーターが高いところにあるのに対し、量水器のボックスは地面に設置されているころも珍しくないでしょう。ですから、「電気やガスのメーターは見たことがあるけれど、水道メーターがどこに設置されているのか分からない」という方も少なくありません。しかし、水道メーターの場所が分からないと漏水などにも気がつきにくいです。

さらに、自宅で水道が壊れた場合、水道個々の止水栓が見つからなければ水道メーターの近くにある大元の止水栓で水を止めるしかありません。水道管の老朽化によって水が噴き出す、といった故障は決して珍しくないのです。ですから、万が一に備えて必ず止水栓の位置は確認しておきましょう。賃貸住宅の場合は管理会社に確認すれば教えてもらえます。

水道メーターは、水道の使用量を測る機器なんですね。
はい。水道料金水道料金は水道メーターで測って決めます。

2.水道メーターの仕組みは?

水道メーターにはいくつかの種類がありますが、最も多く普及しているのが「接線流羽根車式」というものです。このタイプを例に水道メーターの原理や仕組みを解説しましょう。羽根車式という名のとおり、このタイプの水道メーターの中には羽根車が設置されています。ここへ直角に水を噴射させることにより、羽根車が回転するのです。そして、この回転数で機械的に流量換算を行い、水道料金を算出します。ですから、水道を使えば使うほど水道料金が高くなってしまうのです。

また、水道をたくさん使う商業施設などでは、水流が直角にではなく並行に当たるタイプの「軸流羽根車式」というものが使われることもあります。

水道メーターは接線流羽根車式という方式で水量を計測するんですね。
はい。羽根車の回転数で水道料を決めます。

3.水道メーターの種類は?

この項では、前述した以外の水道メーターの種類をご紹介します。一体どのような種類があるのでしょうか?

3-1.容積流量計水道メーター

流速式の水道メーターでは、流れる水を計量するのです。それに対して容積流量計の水道メーターは、メーターの計量空間に水をためていく方法で使用量を計算します。水道を使えば計量空間はやがていっぱいになり、水は排出されていくでしょう。
その回数を計算して水道料金に換算します。精度はよいのですが構造が複雑なうえに高価なので、最近ではめったに使われなくなりました。しかし、古い住宅などではこれが使われていることもあるでしょう。

3-2.直読式水道メーター

こちらは、検査員が直接水道メーターを見て検診をするタイプです。手間はかかりますが、メーターの劣化などが分かりやすいというメリットがあります。

3-3.電子遠隔式水道メーター

こちらは、水道メーターからケーブルを伸ばして別の場所にデジタルカウンターを設置できるタイプです。ですから、水道メーターを直接見なくても検針ができるでしょう。これは、大規模な商業施設など直接メーターを確認するのが困難な場所に設置されています。直接指揮水道メーターよりも高価ですが、いろいろな機能がついているものもあるのです。

水道メーターはいくつかの種類があるんですね。
はい。水道局がどんなメーターを使用するか決定します。

4.水道メーターの管理は誰が行うの?

水道メーターの管理は利用者の負担になります。水道メーターの有効期限は8年です。ですから、8年ごとの取り換えが必要になります。ちなみに、一般的な直読式水道メーターを設置した一戸建ての場合は、水道局が取り換えてくれるので金銭的な負担はありません。しかし、電子遠隔式水道メーターの場合は設置した場所の持ち主の負担になります。

集合住宅の場合は、設置した水道メーターの種類によって負担がある場合とない場合があるのです。詳しくは管理組合や管理会社が通達を出してくれるので、それに従いましょう。なお、自治体によっては、一定の条件を満たせば水道メーターを無料で交換してくれるところもあります。「水道メーターが寿命を迎えているので、有料で交換します」という業者が一戸建てに現れた場合は詐欺です。うっかりお金を支払ってしまわないように気をつけてください。

水道メーターの管理は基本的に水道局なんですね。
はい。ですから、交換は水道局が行います。

5.水道メーターの交換が大がかりになるケースは?

水道メーターを交換したら、水道管が劣化していたということは珍しくありません。この場合は、交換が大がかりになります。水道管は水道局が各家の近くまで引いている元管と、そこから各家の敷地内に引いている水道管があるのです。元管の管理や交換の義務は水道局にありますが、敷地内に引かれている水道管は土地や建物の所有者が負担して直さなければなりません。

ですから、築年数がたった家に住んでいる場合はいつか水道管を交換しなければならないと考えて、費用をたくわえておきましょう。集合住宅の場合は毎月積み立てている修繕費から費用を捻出して修理をするのが一般的です。

水道管が劣化している場合は、交換が大がかりになりがちなんですね。
はい。しかも、水道管は建物の持ち主が費用を負担して直さなければなりません。

6.漏水を発見する方法は?

漏水は水道の事故の中で最も多いものです。すぐに分かる部分から漏水をしていればよいのですが、分かりにくい場所や小さい水道管の傷から漏水している場合は、水道料金が少々高くなるくらいで、気づきにくいでしょう。水道メーターを交換しようとしたら、漏水が見つかったという例も少なくありません。水道料金がなぜか高くなったと思ったら、家じゅうの水道をすべてしめて、水道メーターを確認してみてください。水道を使っていないのにメーターが回っている場合は、漏水の可能性が高いです。

漏水は水道使用料でわかることがあるんですね。
はい。異様に水道料金が増えたら漏水を疑いましょう。

おわりに

今回は水道メーターの仕組みや種類についてご紹介しました。あまりなじみのない水道メーターですが、チェックの仕方を知らないと不便なことも多いでしょう。特に、大規模な商業施設や集合住宅の場合は、漏水によって建物自体が使えなくなることもあるのです。

さらに、水道メーターが古くなると使用料を正確に計測できなくなります。古い水道メーターを使っていたところで、罰則などは特にありません。しかし、正確な水道料金が算出できないと不具合も出てくるでしょう。そのため、水道メーターはできれば定期的に確認してください。

なお、水道管を敷地内に引きこむ工事は素人では行えません。給水設置工事者という資格を持った方が行うか、資格保持者の監督の元で給水工事をする必要があります。ですから、「新しく水道が必要だから」という場合は必ず業者に工事を依頼してください。