消防設備士の乙4に合格するには? 過去問題の活用・攻略方法を解説!

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ビルなどの建築物には、目的や規模・収容人数に合わせて消防設備を設置する義務があります。また、消防設備の整備・点検は、消防設備士の資格取得者が行うことが必要です。そのため、消防設備士の資格取得によって、就職の幅が広がることで注目を集めています。

今回は、中でも特に人気の高い消防設備士乙4の資格取得について詳しく解説しましょう。

  1. 消防設備士乙4の資格について
  2. 消防設備士乙4の試験について
  3. 消防設備士乙4の勉強法について
  4. ​消防設備士乙4に関するよくある質問

この記事を読むことで、消防設備士乙4の資格取得のために必要な知識が身に付き、確実に資格取得をするための手がかりとなります。試験当日まで効率よく学習を進めることができ、満足できる結果を手にすることができるでしょう。消防設備士の資格取得を目指す人には有益な内容ですからぜひ読んでみてください。


1.消防設備士乙4の資格について

最初に、消防設備士乙4の資格について解説します。メリット・就職や需要・難易度や合格率について確認しておきましょう。

1-1.消防設備士乙4の資格取得のメリット

消防設備士乙4の資格取得には、以下のようなメリットがあります。

  • 消防設備の正しい知識が身に付く
  • 就職・転職・再就職に有利になる
  • 社内でキャリアアップにつながる
  • 昇給のチャンスが増える

1-2.消防設備士乙4の就職や需要について

消防設備士乙4の取得者は、必要な知識を身に付けた即戦力となるため就職に有利になります。特に、乙4の範囲となる自動火災報知設備・ガス漏(も)れ火災警報設備・消防機関へ通報する火災報知設備の取り扱いに関しては、業種を問わず需要が高いものです。そのため、企業からの需要が常に高いと言えます。

1-3.消防設備士乙4の難易度や合格率について

消防設備士乙4の難易度は、中程度と考えてください。合格率は、平成28年度で32.5%です。10人受けて3人程度が合格となる事実を考えると油断はできません。しかし、きちんと勉強して準備しておけば不可能な数字ではないと言えます。

消防設備士乙4は、自動火災報知設備・ガス漏れ火災警報設備・消防機関へ通報する火災報知設備の点検や整備ができるんですね。
はい。これらは設置している施設が多いので、有資格者の需要も高くなっています。

2.消防設備士乙4の試験について

消防設備士乙4の試験について、受験資格・免除資格・試験の概要や内容など、詳しく解説します。

2-1.消防設備士乙4の受験資格

消防設備士乙4を含む乙種には、受験資格はありません。そのため、誰でも受験を希望すれば試験を受けることができるのです。経験・年齢・性別・学歴にかかわらず受験できるため、未経験者にも大きなチャンスと言えます。なお、甲種を受けるときには受験資格が必要になるので気を付けましょう。

2-2.消防設備士乙4の試験の免除について

消防設備士乙4を受験する際に、以下の人は試験の一部免除を受けることができます。

  • 電気工事士免状を持っている
  • 電気主任技術者免状を持っている
  • 技術士および日本消防検定協会の職員である
  • 消防団員として5年以上勤務および消防学校で一定の教育(専科教育の機関科)を修了している

試験の免除を受ける場合は、試験の申し込みを行うときに忘れずに申請してください。

2-3.消防設備士乙4の試験概要

試験概要に関しては、以下を参考にしてください。

  • 申し込み方法:書面申請もしくは電子申請
  • 試験日:全国各地の試験場で2~3か月に1回程度実施(東京地区はほぼ毎月実施)
  • 試験地:全国47都道府県の一般財団法人消防試験研究センター
  • 受験料:3,400円

なお、より詳しいことは、一般財団法人消防試験研究センター消防設備士試験受験案内・受験資格のページで確認してください。

2-4.消防設備士乙4の試験内容

試験内容は、下記のとおりです。

  • 筆記試験:合計30問(消防関係法令10問、基礎的知識5問、構造・機能・整備15問)
  • 実技試験:5問(鑑別など5問)

なお、筆記試験は4択のマークシート方式、実技試験は記述式です。試験時間は、筆記試験と実技試験を併せて1時間45分となります。

2-5.消防設備士乙4の受験者数・合格率について

消防設備士乙4の受験者数は、ほかの乙種よりも多いことが特徴です。たとえば、平成28年度は乙4が10,072人であることに対して、ほかの種類では10分の1以下の人数になっているところもあります。乙4の受験者数の多さは、試験範囲が一般企業にも応用しやすい内容(自動火災報知設備・ガス漏(も)れ火災警報設備・消防機関へ通報する火災報知設備)があるからです。なお、平成28年度の合格率を見るとほかの種類と比較して特に難易度が高いとは言えません。

2-6.消防設備士乙4の試験に関するそのほかのこと

消防設備士乙4の試験の合格基準については、以下を参考にしてください。筆記試験と実技試験の両方の基準を満たした場合、合格となります。

  • 筆記試験:各科目40%以上かつ全体の出題数で60%以上の得点率
  • 実技試験:60%以上の得点率

2-7.消防設備士乙4の試験の問い合わせ先

消防設備士乙4の試験の問い合わせ先は、一般財団法人消防試験研究センターです。本部・支部の連絡先を参考にしてください。わからない点は、自己判断で進めず、早めに確認しておきましょう。なお、よくある質問ページには、実際に問い合わせの多い内容が載っています。まずは、調べてみてください。

資格試験は年に複数回行われるんですね。
はい。国家試験の中では挑戦しやすいものです。

3.消防設備士乙4の勉強法について

消防設備士乙4に合格するには、試験範囲を効率よく勉強する必要があります。おすすめの勉強法やテキスト・そのほかに注意することなどを解説しましょう。

3-1.おすすめの勉強法について

消防設備士乙4の試験を受けるためには、さまざまな勉強法があります。

  • 民間の試験対策講座に通う
  • 市販のテキストを利用して勉強する
  • 試験対策に特化した通信講座を受講する

消防設備士乙4は、独学で受験する人も多いものです。しかし、独学ではわからない点があってもそのままにしがちで、理解度が深まらないままに試験当日を迎えてしまうこともあります。独学での受験を考えている人は、わからない点をきちんと消化するようにしましょう。

3-2.消防設備士乙4のおすすめのテキストや講座

消防設備士乙4を独学で受けるためには、テキストや講座選びがポイントとなります。実際に受験者から評判がいいものを3つご紹介しましょう。

3-2-1.「本試験によく出る!第4類消防設備士問題集」

2016年に発売になった「本試験によく出る! 第4類消防設備士問題集」は、本番の試験に向けてできるだけ多くの問題を解いておきたい人にピッタリのテキストです。イラスト付きの説明や、総仕上げのための模擬テストも付いており、受験者からの支持も高くなっています。

3-2-2.「これだけはマスター!第4類消防設備士試験 筆記+鑑別編」

2015年に出た「これだけはマスター!第4類消防設備士試験 筆記+鑑別編」は、乙種4類の筆記試験と実技試験の鑑別に焦点を当てたテキストです。筆記も実技も最低限マスターしておくべき内容が厳選してあるため、特に時間が無い人におすすめと言えます。

3-3.過去問を活用することがカギ

消防設備士乙4の合格を手にするためには、過去問の活用がカギとなります。過去問は、一般財団法人消防試験研究センターの過去に出題された問題ページより入手できるので活用しましょう。まずは、一通り問題を解いてみてください。わからなかったり時間がかかったりした問題が、苦手分野です。繰り返し解いて、パターンをつかむことで苦手分野を克服しましょう。過去問は、実際に試験に出た内容であり、資格取得者が求められているレベルのものです。試験合格のためだけでなく、実務にも役立ちますよ。

3-4.消防設備士乙4の勉強法に関するそのほかのこと

消防設備士乙4の勉強は、すき間時間を有効活用しながら無理なく進めてください。特に社会人で働きながらの受験を考えている人は、試験日までに計画をきちんと立てて進めることが大切です。計画遅れが発生したときは、こまめに修正しつつ当日を最高の状態で迎えるようにしましょう。学習意欲を維持するためにも、自分に合ったテキスト・教材を見つけることも大切です。実際に取り組んでみていまひとつ合わないと感じたら、早めにほかのものに変更することも考えてください。

勉強方法もいろいろあるんですね。
はい。独学のほか、通信教材を使えば自分のペースで勉強しやすいでしょう。

4.消防設備士乙4に関するよくある質問

最後に、消防設備士乙4に関するよくある質問に回答します。ほかの皆さんが疑問や不安を感じている内容を確認しておきましょう。

Q.消防設備士乙4を取得するとどんな企業に就職できますか?
A.消防設備士乙4は、一般企業に評価が高いことから、業種を問わず就職に有利となります。ただし、きちんと資格取得をした目的と、自分が企業に貢献できることをアピールすることが大切です。企業は、自社の利益になるような人材を探しています。消防設備士乙4は、就職に有利な資格であることは違いありません。しかし、就職の決め手になることは、自分が試験を受けている企業で何をできるかという点を忘れないでください。なお、消防設備士乙4の取得後は、以下のような企業に就職することができます。

  • ビル管理会社
  • ビルメンテナンス会社
  • ホテル
  • デパート

Q.消防設備士乙4を取得後は甲4を目指すべきですか?
A.乙4の取得後、より仕事の幅を広げたいときは、上級資格である甲4も目指してみてください。仕事の幅が広がり、自分の可能性を高めることができます。なお、甲4を取得すると乙4では職務範囲外となっている「工事」を扱うことが可能になるため、職場でも重宝する人材となることは確実です。

Q.消防設備士乙4を取得することで女性でも活躍できますか?
A.確かに、今まで消防設備士の仕事は男性が主体となって職務に当たっていたのも事実です。受験資格には、男女の性別も問いません。つまり、女性でも消防設備士乙4の取得後、実務に活(い)かしている人は多くいるということです。華々しい資格ではないため、活躍がわかりづらい面もあるでしょう。しかし、女性であることに何ら問題は無いのですから、心配しないでください。

Q.消防設備士乙4と同時取得するといい資格はありますか?
A.就職や転職を有利にしたいのなら、ボイラー技士や危険物取扱者の資格取得をおすすめします。いずれも、人気の高い資格です。しかし、同時に取得するためにはそれぞれに受験が必要となり、勉強などの準備をすることになります。受験時期をずらすなど、1年単位で長期計画を立てて無理なく取り組んでみてください。

Q.消防設備士乙4を取得すると甲種を受験で科目免除はありますか?
A.消防設備士試験では、乙種取得者が乙種のほかの種類もしくは甲種を受けるとき、申請することよって科目免除制度を受けることができます。受験申し込みの際に忘れずに申請しましょう。なお、甲種には乙種と違って、受験資格の指定があります。まずは、受験資格があるかどうか確認しましょう。詳しくは、一般財団法人消防試験研究センターの消防設備士試験の受験資格一覧ページを参考にしてください。

まとめ

今回は、消防設備士乙4の資格取得に関して詳しく解説しました。消防設備士乙4の資格取得によって、就職・転職・再就職が有利になるだけでなく、キャリアアップや昇給にも役立ちます。仕事の幅を広げるためにも、ぜひチャレンジしてみてください。合格を手に入れるためには、試験内容や傾向を熟知したテキストや講座を活用することをおすすめします。試験当日まで、気を抜かずに頑張ることで資格取得を現実のものにしましょう。

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