ビルメンから転職したい方必見! 資格や経験を有効活用するポイント
2019/05/24
2023/03/22
「ビルメン(ビルメンテナンス業務)を仕事にしているが、転職したい」と思っている人は、珍しくありません。その一方で「転職したいが、ビルメンとしての経験や資格を活用できる転職先が分からない」と悩んでいる人もいるでしょう。転職は、心身共に負担が大きいものです。できれば、一度の転職活動で満足できる転職先を見つけることが大切となります。
今回は、ビルメンから転職する方法や、資格の活用方法などを紹介しましょう。
- ビルメンから他業種へ転職したい理由
- ビルメンから他業種への転職は可能
- ビルメンから転職する際に役立つもの
- ビルメン経験者の転職先について
- ビルメン4点セットやビルメン3種の神器は取得しておくと有利
- ビルメンの転職に関するよくある質問
この記事を読めば、転職に有利な資格取得の方法も分かるでしょう。ビルメンから別の職種へ転職を考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.ビルメンから他業種へ転職したい理由
はじめに、ビルメンから転職したい代表的な理由を紹介しましょう。
1-1.給与が低い
ビルメンの給与は平均で270万~350万円です。独身ならまだしも、家族があってこの給与だと余裕のある生活は難しいでしょう。また、昇給の機会も限られており、資格を取得しない限り昇給がほとんどないという職場もあります。また、残業がほとんどない職場では、残業代なども期待できません。
1-2.勤務時間が不規則
ビルメンは、夜勤と日勤の両方ある職場がたくさんあります。日勤と夜勤をくり返すような勤務を続けた結果、体調を崩す人もいるでしょう。また、カレンダー通りに休めないので、家族との時間が取れにくくなることもあります。
1-3.仕事にやりがいを感じない
ビルメンは職場によっては、勤務時間の大半を待機に費やすところもあります。その一方で、寸暇を惜しんで複数の建物を周り、ビルメン業務を行う職場もあるでしょう。暇すぎても、忙しすぎても職場への不満が出やすくなります。また、仕事のやりがいを失ってしまうこともあるでしょう。
2.ビルメンから他業種への転職は可能
この項では、ビルメンからほかの業種へ転職できる理由やメリットを紹介します。
2-1.経験や資格を活用すれば他業種へ転職できる
ビルメン業務は、さまざまな仕事があります。また、電気工事士や消防設備士・危険物取扱者など、さまざまな資格を取得している人も多いでしょう。経験や資格を活用すれば、他業種への転職も難しいことではありません。さらに、「資格を活用して仕事をしてきた」という経験も、大きな武器になることでしょう。
2-2.ビルメンからビルメンへの転職もおすすめ
ビルメンにもいろいろな職場があります。複数の施設のビルメン業務を行う独立系ビルメンより、複数の自社ビルを管理する総合系ビルメン会社の方が、給与が高く、福利厚生も充実している可能性があるでしょう。資格や経験を活用すれば、より条件の用意ビルメン会社へ転職も可能です。
3.ビルメンから転職する際に役立つもの
この項では、ビルメンから転職する際に役立つ資格や経験を紹介します。
3-1.ビルメンに活用した資格
ビルメンは、資格を取得した方が仕事の幅が広がり、昇給のチャンスも増えます。特に、ビルメン4点セットと呼ばれる以下の資格を取得している人は多いでしょう。
- 第二種電気工事士
- 危険物取扱者乙種4類
- 第三種冷凍機械責任者
- 二級ボイラー技士
これらの資格は、ビルメン以外の仕事でも活用することができます。また、ビルメン3種の人気の1つ、第三種電気主任技術者(以下、電験3種)も複数の業種で需要が高い資格です。
3-2.経験も武器になる
ビルメンとして施設管理や設備管理を行った経験も、転職には有利になります。ビルメン以外にも、施設管理や設備管理を行う仕事は豊富です。中途採用ならば、経験豊富な人の方が採用されやすいでしょう。
3-3.経験を活用して上位資格を狙ってもよい
たとえば、第一種電気工事士は、第二種電気工事士を取得した後、5年の実務経験を積まないと免許が交付されません。第二種電気工事士の資格を取得しており、ビルメンで資格を活用して5年以上働いた場合、ぜひ、上位資格を狙いましょう。そうすれば、転職により有利になります。
4.ビルメン経験者の転職先について
この項では、ビルメンからの転職先でおすすめのところや、求職活動の方法などを紹介します。
4-1.公務員を狙うのもあり
自治体によっては、民間からの転職者を狙い、技術系の公務員を中途採用しているところがあります。特に、電気系統の資格を取得していると、電気工事や設備管理、点検などの仕事を行う公務員として再就職するチャンスを得やすいでしょう。
4-2.ビルメンの経験を活用して転職先を探す
たとえば、ビルメンとして警備の仕事に就いていたら、警備会社に転職しやすくなります。また、ボイラー技士として働いていたら、ボイラーを扱う仕事へ転職することも容易でしょう。このように、経験を活用して似たような仕事を探すのもおすすめです。
4-3.ハローワークと就職サイトの両方を活用する
転職は、ハローワークだけでなく、転職サイトも活用しましょう。特に、資格を活用して再就職したい場合は、技術系の転職サイトを利用すると便利です。また、転職エージェントを利用できるサイトならば、転職に関する相談などもできるでしょう。複数のサイトに登録し、自分の希望に合った仕事を探すのもおすすめです。
5.ビルメン4点セットやビルメン3種の神器は取得しておくと有利
前述したビルメン4点セット以外に、以下のようなビルメン3種の神器を取得しておくと転職ががぜん有利になります。
- 建築物環境衛生管理主任技術者(ビル管理士)
- 第三種電気主任技術者(電験三種)
- エネルギー管理士
特に、電験三種を取得すれば、独立も可能です。ビルメン三種の神器の資格取得方法に関する記事は、こちらにも詳しいので、ぜひ併せて読んでみてください。
6.ビルメンの転職に関するよくある質問
この項では、ビルメンの転職に関する質問を紹介します。
Q.ビルメンは転職ありきの職場なのですか?
A.いいえ。しかし、2~3年勤めて転職する人もたくさんいます。
Q.資格があれば、転職は容易でしょうか?
A.電気系統の資格があれば有利ではありますが、容易ではありません。
Q.公務員に転職する場合、年齢制限はありますか?
A.はい。自治体により異なりますが、年齢制限を設けているところが多いでしょう。
Q.ビルメンから転職するのは早い方がいいですか?
A.あまりコロコロ仕事を変えるのはおすすめできません。最低でも1年以上勤め、合わなかったら転職活動を行いましょう。
Q.転職活動に有利な季節はありますか?
A.いいえ。特にないので、思い立ったらすぐに転職活動を始めましょう。
まとめ
今回は、ビルメンから転職する方法について解説しました。ビルメン業務を行いながら、資格を取得し、技術を身につければより転職に有利になります。「ビルメン業界に転職したが思っていたより自分に合わなかった」という場合は、焦らず経験を積み、資格を取得してから転職するのがおすすめです。
建築業界での転職を考えている方必見!
建設業界に精通した転職エージェント『RSG』
年収1.2〜1.5倍のキャリアアップ転職!
あなたは現在の収入、労働環境に満足していますか?
設計・施工管理から不動産開発まで、業界トップクラスの知識を持つキャリアコンサルタントがあなたの希望とスキルに見合った厳選求人を紹介します。
RSGのポイントは、インターネット上には絶対に出てこない情報の質です。求人企業様の現場社員取材や、経営陣との情報交換を定期的に行っているため、新鮮な生の声・リアルな情報収集が可能です。
収入アップ率99.4%
※無理な勧誘はいたしませんのでご安心ください。
関連記事
- 2015/12/10 シックビル症候群とはどんなもの?その原因や症状とは?
- 2018/09/14 宅建とビル管は両方取得した方が有利? その理由や取得方法を解説
- 2017/10/06 特定建築物とは? 特徴や維持管理方法の決まりを詳しく解説!
- 2016/04/28 阻集器の用途や種類とは?どんな場所につけられるの?
- 2016/04/19 ビル管理・ビルメンテナンスの仕事・業務内容は? 必要資格の取得方法も紹介