高圧ガス製造保安責任者の講習とは? 受講方法・内容を詳しく解説!

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高圧ガス製造保安責任者の資格取得を目指すなら、講習を受けるのがおすすめです。講習修了かつ検定試験に合格することで、国家試験を受験する際に規定の試験科目を免除してもらえます。せっかくなら、楽に資格取得したいものですよね。しかし、どんな内容の講習をどこで受ければいいのかなど、よく知らないことでしょう。

そこで今回は、高圧ガス製造保安責任者の講習について詳しく解説します。

  1. 高圧ガス製造保安責任者の講習とは?
  2. 高圧ガス製造保安責任者の講習内容について
  3. 高圧ガス製造保安責任者の講習の受講について
  4. 高圧ガス製造保安責任者の講習に関するよくある質問

この記事を読むことで、高圧ガス製造保安責任者の講習がよく分かります。まずは、記事をじっくり読んでみてください。


1.高圧ガス製造保安責任者の講習とは?

最初に、高圧ガス製造保安責任者の講習の基本を確認しましょう。

1-1.高圧ガス製造保安責任者の講習とは?

高圧ガス製造保安責任者の講習とは、修了および試験時に申請することによって国家試験の一部免除処置(保安管理技術および学識)を受けられるものです。免除科目の詳細については、以下をご覧ください。

  • 保安管理技術および学識の2科目:甲種化学・甲種機械・乙種化学・乙種機械・丙種化学(液化石油ガス・特別試験科目)第一種冷凍機械・第二種冷凍機械
  • 保安管理技術の1科目:第三種冷凍機械

講習受講完了者の試験科目免除の特典は、失効することはありません。万が一、科目免除を利用して試験に落ちても、次回以降も利用ができます。

1-2.受講資格は?

高圧ガス製造保安責任者の講習は、国家試験の資格取得を希望し、科目免除の得点を受けたい人なら誰でも受講可能です。年齢・性別・学歴・国籍の区別を問わず、チャレンジできます。

高圧ガス製造保安責任者の講習を受けると国家資格の一部が免除されるんですね。
はい。確実に資格を取得したい人におすすめです。

2.高圧ガス製造保安責任者の講習内容について

高圧ガス製造保安責任者の講習内容・受講日程など、詳しく解説します。

2-1.講習内容は?

高圧ガス製造責任者の講習内容は、以下の3科目となります。

  • 学識
  • 保安管理技術
  • 法令

なお、第三種冷凍機械については、保安管理技術と法令の2科目となります。なお、いずれの場合でも、検定試験は学識と保安管理技術の2科目だけです。ただし、法令を受講していることが検定試験を受ける条件となります。

2-2.受講日程やタイムスケジュール

高圧ガス製造責任者の講習は、3日間(1日につき7時間)にわたって行われます。具体的なタイムスケジュールについては、受講前に確認しておきましょう。講習の最終日には検定試験があり、一定の成績を収めた人だけが科目免除の特典を受けられます。なお、検定試験に合格するためには各科目6割以上の正答率が必要です。

講習は3日間あるんですね。
はい。ですから、受講するには職場等に理解を求めましょう。

3.高圧ガス製造保安責任者の講習の受講について

高圧ガス製造保安責任者の講習の受講について、詳しく解説します。

3-1.高圧ガス製造保安責任者講習の受講概要

高圧ガス製造保安責任者講習の受講概要は、以下のとおりです。より詳しいことは、こちらもご覧ください。

<実施日程>

  • 甲種化学・甲種機械:年1回 (4月ごろ)
  • 乙種化学・乙種機械:年2回 (2月ごろおよび5月ごろ)
  • 丙種化学(液化石油ガス・特別試験科目):年2回(2月ごろおよび6月ごろ)
  • 第一種冷凍機械 :年1回 (4月ごろ)
  • 第二種冷凍機械・第三種冷凍機械:年2回(2月ごろおよび6月ごろ)

<実施場所>

  • 甲種科学・甲種機械:全国10か所程度
  • 乙種科学・乙種機械:全国25か所程度
  • 丙種科学(特別試験科目):全国20か所程度
  • 丙種科学(液化石油ガス):全国44か所程度
  • 第一種冷凍機械:全国5か所程度
  • 第二種冷凍機械:全国20か所程度
  • 第三種冷凍機械:全国35か所程度

<受講費用>

  • 甲種化学・甲種機械:一般21,100円・インターネット20,500円
  • 乙種化学・乙種機械:一般18,900円・インターネット18,400円
  • 丙種科学(液化石油ガス・特別試験科目):一般18,900円・インターネット18,400円
  • 第一種冷凍機械:一般21,100円・インターネット20,500円
  • 第二種冷凍機械:一般18,900円・インターネット18,400円
  • 第三種冷凍機械:一般16,200円・インターネット15,700円

<申し込み方法>

  • 専用郵便振替もしくはインターネットからの申し込み

<持ち物>

  • 受講票
  • 筆記用具
  • 指定のテキスト

3-2.受講前に必要な準備は?

まずは、資格試験・講習に関するパンフレットを入手しておきましょう。また、問い合わせ先や講習に必要なことが詳しく掲載されてます。また、高圧ガス製造保安責任者講習を受けるためには、事前に使用テキストを購入しておきましょう。使用テキストの詳細は、こちらを参考にしてください。

3-3.高圧ガス製造保安責任者講習は遅刻・早退不可

高圧ガス製造保安責任者講習は、遅刻・早退が認められません。従って、余裕を持って講習会場に向かいましょう。また、体調不良や急用などで早退した場合は、残念ながら今回の講習では科目免除の特典を得ることができません。科目免除なしで国家試験を受けるか、改めて講習を受け直してください

講義内容はみっちりとしているんですね。
はい。テキストなども購入する必要があります。

4.高圧ガス製造保安責任者の講習に関するよくある質問

最後に、高圧ガス製造保安責任者の講習に関するよくある質問に回答します。それぞれ確認し、頭に入れておきましょう。

Q.都合が悪い1日分を後日振替受講できる?
A.振替受講の制度はありません。残念ながら、高圧ガス製造保安責任者の講習は、1回で全日程・全時間を受ける必要があります。従って、1日でも講習に参加できない場合は、修了時の検定を受けられず、資格試験の免除を受けることができません。

Q.講習で使用するテキスト代は受験費用に含まれますか?
A.含まれません。そのため、別途自費にて購入する必要があります。なお、受講当日に間に合うよう、早めに購入しておいてください。

Q.講習を受けなくても科目免除される場合があると聞いたのですが?
A.こちらを参考にしてください。現在取得している資格の種類と今後受験を予定している種類の組み合わせにより、一部科目が免除されることがあります。改めて講習を受けなくても済む場合があるので確認しておきましょう。

Q.科目免除で受験したいが、より確実な知識を学びたい場合は?
A.たとえば、通信講座などで高圧ガス製造保安責任者に必要な知識を学ぶことをおすすめします。実務に役立つ知識は、数日では身につきにくいのも事実です。資格取得後に、安心して職務に就くためにも有益でしょう。

Q.受験時に科目免除の申請を忘れてしまった場合は?
A.科目免除の得点が受けられないため、全科目の受験が必要です。ただし、万が一試験に不合格になっても、次回受験時に申請すれば科目免除にて受験できます。その際には、免除申請を忘れないようにしてください。

まとめ

今回は、高圧ガス製造保安責任者の講習について詳しく解説しました。高圧ガス製造保安責任者は、高圧ガスの取り扱いに関するプロフェッショナルとして引く手あまたの資格です。専門職として働きたい人は、ぜひ資格取得を目指すといいでしょう。なお、規定の講習を受けることで申請により国家試験の科目免除のメリットがあるのでおすすめです。ただし、全日程・全時間の受講が必要など、いくつかの注意事項があるので事前に確認しておきましょう。

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