電気工事士の技能試験について解説! 特徴や勉強方法のコツを紹介

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「電気工事士の資格取得を目指しているが、技能試験の対策がよく分からず不安だ」と悩んでいる人はいませんか? 電気工事士の技能試験は、実際に工具を用いて電気工作物を作る試験です。初めて試験に挑戦する人は、どうやって勉強すれば効率よく合格に必要な力が身につくのか分からないケースもあるでしょう。

そこで今回は、電気工事士の技能試験の内容や勉強法について紹介します。

  1. 電気工事士の技能試験について
  2. 電気工事士の技能試験を受験する準備について
  3. 電気工事士の技能試験に合格するための勉強法
  4. 電気工事士の技能試験に関するよくある質問

この記事を読めば、工具や練習材料の購入方法なども分かるでしょう。電気工事士の資格取得を目指している人は、ぜひ読んでみてくださいね。


1.電気工事士の技能試験について

はじめに、電気工事士の技能試験の内容や合格基準について解説します。

1-1.技能試験は実際に電気工作物を作る試験

電気工事士の技能試験は、工具と材料を用いて制限時間内に指示された電気工作物を作り上げる試験です。制限時間は第二種が40分、第一種が60分となっています。指示通りの電気工作物をミスなく作り上げたら合格です。一か所でもミスがあると不合格になるので気をつけましょう。

1-2.問題は事前に公開される

電気工事士の技能試験は、事前に問題が公表されます。13種類の問題が公表され、本番ではそのうちの1問が出題されるのです。ですから、13種類すべての問題を完璧に解けるようになっていれば、合格することができます。

1-3.技能試験の合格率は高い

技能試験の合格率は、第一種が66%前後、第二種が70%前後と、国家試験の合格率としてはかなり高いほうです。問題が事前に公表されるせいもありますが、きちんと勉強していれば初挑戦でも十分に合格できます。

2.電気工事士の技能試験を受験する準備について

この項では、技能試験を受験するのに必要な道具や練習材料、購入方法について紹介します。

2-1.工具はセットで購入するのがおすすめ

電気工事士の技能試験では、自前の工具で試験を受けます。第一種電気工事士の受験者はすでに電気工事士として働いている人が大半です。そのため、工具はすでに持っている人がほとんどでしょう。第二種電気工事士の受験生の中には、工具をまとめてそろえなければならない人も多いと思います。第二種電気工事士の技能試験に必要な工具は、以下のとおりです。

  • ペンチ
  • ドライバー(マイナス・プラス)
  • ナイフ
  • スケール
  • ウォーターポンププライヤー
  • リングスリーブ用圧着工具(JIS C 9711:1982・1990・1997適合品)

これらの工具はセットで1万5千~2万円程度でネットショップ等で販売されているので、まとめて購入しましょう。個別で購入するより安く済みます。また、ドライバーなど一部の工具を除き、千円未満の製品はおすすめできません。

2-2.練習材料も一緒に購入しよう

電気工事士の技能試験に使う工具セットを販売しているネットショップならば、試験勉強に使う練習材料も販売しているところが多いでしょう。工具と一緒に練習材料も購入してください。こちらもセットになっていて、数回分の練習ができます。

2-3.テキストはDVDつきがおすすめ

電気工事士は人気の資格なので、テキストも豊富に販売されています。技能試験のテキストは、写真が多く使われていて分かりやすいものか、DVDつきのものがおすすめです。動画ならば、分かりにくい作業工程も理解しやすいでしょう。独学で勉強する自信がない場合は、SATの通信講座がおすすめです。SATの通信講座は分かりやすいテキストとDVD・e-ラーニングがセットになっているので、予備校に通っているような気分で勉強ができます。

3.電気工事士の技能試験に合格するための勉強法

この項では、合格に必要な力を身につける勉強方法のコツを紹介します。

3-1.複線図の書き方をマスターする

技能試験は、単線図の状態で出題されます。しかし、実際に電気工作物を作る場合は単線ではなく複線で行わなければなりません。そこで、最初に単線図を複線図に書き直す作業をマスターする必要があります。最初は解説を見ながらでもいいので、単線図を完璧に複線図に書き直せるようにしましょう。

3-2.電気工作物の作製に必要な作業を覚える

第二種電気工事士の受験生の中には、電気工作物を作ったことがない人も珍しくありません。ですから、まず電気工作物を作製するのに必要な作業を覚えましょう。一例をあげると、電線を切る・ケーブルの外装を剝くなどです。技能試験の参考書には、身につけるべき作業が載っています。それらをスムーズにできるまで練習してください。

3-3.問題を解いてみる

複線図を完璧に書けるようになり、作業のやり方が身についたら問題を解いてみましょう。まずはテキストの練習問題を解き、自信がついたら出題されている13問の問題を解いてみます。理想は、13個の問題すべてを制限時間内に解けるようになることです。

4.電気工事士の技能試験に関するよくある質問

この項では、電気工事士の技能試験に関する質問を紹介します。

Q.電気工事士の技能試験に不合格だった場合、また学科試験から受け直さなければなりませんか?
A.いいえ。1年に限り学科試験が免除されます。

Q.電気工事士の技能試験で工具を忘れた場合、貸してもらえるでしょうか?
A.いいえ。会場では貸し出しは行っていないので、工具は絶対に忘れないようにしましょう。

Q.技能試験で時間内に工作物が仕上がらなかった場合はどうなりますか?
A.減点となり、不合格になるので必ず時間内に仕上げるようにしましょう。

Q.工具を使い慣れていないので時間内に作業が終わるか不安です。
A.それを解消するためにも何度も練習して工具を使い慣れておきましょう。

Q.工具を取り扱う上で注意はありますか?
A.試験当日は同じメーカーの工具を持っている人がたくさんいるので、万が一取り違えてしまうと大変です。名前を書いておきましょう。また、左利きの人は可能な限り左利き用の工具をそろえておいてください。

まとめ

今回は電気工事士の技能試験についていろいろと解説しました。初めて技能試験に挑戦する人は、戸惑いがちですが順序立てて勉強していけば、合格に必要な知識は必ず身につきます。いきなり電気工作物を組み立てようとせず、まずは複線図を完璧に書けるようにすることから始めてください。