冷凍機械責任者の求人にはどんなものがある? 有資格者を求めている職場を解説

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア Google+でシェア

冷凍機械責任者は、学生だけでなく社会人にも人気の資格です。資格を取得して転職や就職に役立てようとがんばる人がいる一方で、「有資格者を求める職場のイメージがつかめず、資格取得にイマイチ積極的になれない」という人もいるでしょう。

そこで今回は、冷凍機械責任者の仕事内容や求人について説明します。

  1. 冷凍機械責任者の資格概要と仕事内容
  2. 冷凍機械責任者の求人について
  3. 冷凍機械責任者の資格取得方法
  4. 冷凍機械責任者の求人に関するよくある質問

この記事を読めば、試験概要や勉強方法のコツもよく分かるでしょう。冷凍機械責任者の資格取得を目指している人は、ぜひ読んでみてくださいね。


1.冷凍機械責任者の資格概要と仕事内容

はじめに、冷凍機械責任者を取得すると行える仕事内容や、取得のメリットを紹介します。

1-1.冷凍機械責任者は高圧ガス製造保安責任者の資格区分のひとつ

冷凍機械責任者は、高圧ガス製造保安責任者の資格区分のひとつです。大型の冷凍機械や空調機器には高圧ガスが使われており、保安業務や保安監督を行うには、専門的な知識が必要になります。冷凍機械責任者の資格を取得すれば、冷凍機械の保安業務や保安任者、もしくは保安責任者の代理となることが可能です。

1-2.冷凍機械責任者の資格区分

冷凍機械責任者には、以下のような3つの資格区分があります。

  • 第一種:すべての冷凍機械で保安業務・保安監督ができる
  • 第二種:1日の冷凍能力が300t未満の冷凍機械で保安業務・保安監督ができる
  • 第三種:1日の冷凍能力が100t未満の冷凍機械の保安業務・保安監督ができる

なお、第一種を取得すると冷凍機械を製造する際の材料試験・耐圧試験・気密試験の検査員になることも可能です。

1-3.有資格者の職務は冷凍機械の保安業務

冷凍機械責任者の資格を活用して仕事をする場合、冷凍機械の保安業務や保安監督が主な職務になります。冷凍機械には、冷凍庫・冷蔵庫のほか、スーパーなどにある保冷ケース・大型の空調設備などがあり、それらを備えている施設が仕事場になることが多いでしょう。一例をあげると、冷凍食品やアイスクリームなどを生産している工場、冷凍保管庫・大型の空調機器を備えている施設などがあります。

2.冷凍機械責任者の求人について

この項では、有資格者を求めている会社や求人状況、資格の将来性などについて紹介します。

2-1.冷凍機械責任者の有資格者を求めている会社は多い

冷凍機械責任者の有資格者は、以下のような会社で需要があります。

  • 大型冷蔵庫や冷凍庫を保有している業者
  • ビルメン(ビルメンテナンス業務)を行っている業者:空調管理や整備に有資格者が必要
  • 冷凍ショーケースや冷蔵庫の保守点検を請け負っている会社
  • 大型冷蔵庫や冷凍庫を製造している会社

なお、現在は技術の進歩によって、第二種冷凍機械責任者の資格を取得していれば、ほとんどの冷凍機械の保安業務が可能です。

2-2.有資格者は資格手当がついたり正社員で雇用されやすい

冷凍機械責任者の資格を活用して仕事をする場合、資格手当が月々数千円つくケースがあります。また、保安責任者に任命されれば、出世のチャンスにもなるでしょう。また、ビルメンの場合は契約社員からスタートという会社も多いのですが、仕事で役立つ資格を数多く持っていると、正社員に昇格できる可能性も高くなります。

2-3.冷凍機械がある職場なら資格取得することで仕事の幅が広がる

冷凍機械は年々進化しているので、資格がなくても保守管理ができる冷凍機械が増え続けるでしょう。しかし、「保守管理は、高圧ガスの知識がある有資格者に行ってほしい」という会社もたくさんあります。そのため、有資格者が不要になったり、求人が極端に減少することはないでしょう。また、職場に冷凍機械がある人は、資格を取得すれば仕事の幅が広がります。

3.冷凍機械責任者の資格取得方法

この項では、冷凍機械責任者の試験概要や勉強のコツなどを紹介します。

3-1.冷凍機械責任者は試験を受けて取得する

冷凍機械責任者は、高圧ガス保安協会が主催している資格試験に合格すれば取得できます。受験資格はすべての資格区分で定められていないので、性別や年齢・学歴に関わらず受験可能です。試験は、毎年11月に実施され、申し込みは7月上旬から始まります。

3-2.講習を受ければ試験科目の1部が免除になる

冷凍機械責任者の試験を主催する高圧ガス保安協会は、毎年講習会を開いています(一種1回・二種2回・三種3回)。この講習会を受講すれば合格に必要な知識が身につくだけでなく、最後に実施される検定試験に合格することで、資格試験の一部が免除されるのです。講習は3日間で、4日目に検定試験が行われます。検定試験の合格率は50%前後ですから、ただ座って話を聞いているだけでは合格できません。しっかり勉強して検定試験にのぞんでください。講習の受講費用は15,700~20,500円(電子申請の場合)で、別途テキスト代が数千円かかります。詳しい日程については、協会のサイトを確認してください。

3-3.試験は学科試験、難易度は普通

冷凍機械責任者の試験科目は、以下のような3科目の学科試験です。

  • 高圧ガス保安法に係る法令
  • 保安管理技術
  • 学識(応用化学・機械工学):第三種は学識の試験はない

講習を受講して検定試験に合格した場合は、保安管理技術と学識が免除となるので、合格率は、80~90%と高くなります。全科目を受験した場合の合格率は30~44%です。試験難易度としては普通となります。

3-4.申し込みは電子申請が便利

試験の申し込みは、高圧ガス保安協会のサイトから電子申請すると便利です。電子申請を行った場合、受験料は、第一種が12,400円・第二種が8,500円・第三種が7,900円となります。

3-5.通信教材も利用してみよう

高圧ガス保安協会が主催する講習会を受講した場合、購入したテキストを使って勉強すれば合格に必要な知識は十分につきます。講習を受講せずに試験を受ける場合、市販の参考書や過去問題集を使って勉強しましょう。SATの教材の利用もおすすめです。SATの教材はテキストと一緒に、講師が行った講義を収めたDVDやeラーニングもついてきます。eラーニングはスマートフォンでも視聴可能なので、通勤途中や休み時間でも視聴もできるでしょう。

4.冷凍機械責任者の求人に関するよくある質問

この項では、冷凍機械責任者の求人に関する質問を紹介します。

Q.講習を受けるのに資格は必要ですか?
A.いいえ。資格は設けられていません。

Q.講習はどこで受けられますか?
A.会場は全国5~20か所です。詳しくは、高圧ガス保安協会のサイトを確認しましょう。

Q.講習を受ければ必ず合格できますか?
A.いいえ。勉強していなければ無理です。

Q.第一種冷凍機械責任者を取得するメリットはないのでしょうか?
A.冷凍機械を製造するメーカーに就職する場合はメリットがあります。

Q.試験に科目合格はあるでしょうか?
A.いいえ。ありません。

まとめ

今回は、冷凍機械責任者の求人に関することを中心に資格取得の方法などを紹介しました。冷凍機械責任者は、勉強すれば取得しやすい資格です。チャンスがあるならばぜひ資格取得にチャレンジしてみましょう。