配管工の仕事内容って何するの? 将来性や需要の高さもチェック!

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配管工は、高い技術力が必要な専門職です。需要も高いので「配管工の仕事に就きたい」と思っている人も多いことでしょう。しかし、その一方で、配管工にはあこがれるけれど、仕事内容がいまひとつよく分からない人もいると思います。

今回は、配管工の仕事内容を中心に、取得しておくとキャリアアップに役立つ資格などを紹介しましょう。

  1. 配管工の仕事内容について
  2. 配管工の需要や将来性について
  3. 配管工のキャリアアップに役立つ資格
  4. 管工事施工管理技士の資格取得方法
  5. 配管工に関するよくある質問

この記事を読めば、配管工の必要性や重要性なども分かります。配管工の仕事に興味がある人や配管工を目指している人は、ぜひ読んでみてくださいね。


1.配管工の仕事内容について

はじめに、配管工の仕事の種類や重要性などを紹介します。

1-1.配管工は配管の設置や整備・修理をする仕事

配管工とは、建物内に空調・排気・ガス・水道などの配管を設置したり、取り外したりする仕事です。整備や修理なども仕事に含まれます。また、トイレ・空調・水道・ガス機器など配管を接続する機器の設置や取り外しも仕事です。

1-2.配管工の仕事で建物の寿命や安全性が左右される

配管工の仕事がいい加減だと、配管内を通る水や空気が漏れてしまうこともあります。すると、建物の寿命が縮まったり、建物を使用する人の命が危険にさらされることもあるでしょう。配管工の技術力で、建物の寿命が変わるのはもちろんのこと、建物自体が使えなくなることもあります。逆に、熟練した技術者が作業を行えば、メンテナンスさえしっかりしていれば配管の寿命まで修理をしなくてすむこともあるでしょう。

1-3.配管工の仕事は細分化されている

前述したように、配管を通る物質はさまざまです。ですから、配管工が1人でガス・空調・水などすべての配管を設置することはありません。ガス配管工・空調配管工・衛生配管工(上下水道の配管を設置)・プラント配管工(工場などの配管)など、それぞれ、専門分野があります。

2.配管工の需要や将来性について

この項では、配管工を求めている職場や需要、将来性などを紹介します。

2-1.配管工の需要は高く求人も多い

配管工の需要は建築業界だけでなく、ガス会社や水道会社など、ライフラインを整備する会社でもあります。また、リフォーム会社や解体業者、さらに家屋の修繕や整備などを行う会社にも需要があるでしょう。扱う配管の種類によっては、常に一定の求人もあります。

2-2.配管工の仕事がなくなる可能性は低い

配管工の仕事は、現在のところ完全に機械化することはできません。また、機械化することができたとしても、それが普及するまでにかなりの時間がかかるでしょう。ですから、あと20~30年の間は一定の需要はあるはずです。

2-3.平均給与は350万円台

配管工の給与は平均すると350万円台です。ただし、これはあくまでも平均で、技術力や資格の有無、就職している会社の規模によっても変わってくるでしょう。

2-4.経験を積んで資格を取得すれば独立も可能

配管工は、経験が大切です。経験を積み、技術を証明できる資格を取得すれば昇給や昇進しやすくなります。また、取得した資格によっては独立することも可能です。技術は日々進歩するので、勉強も忘れずに行いましょう。

3.配管工のキャリアアップに役立つ資格

この項では、配管工のキャリアアップに役立つ資格について解説します。

3-1.配管技能士

配管技能士とは、国家資格である技能士の一種で自分の技術を客観的に証明できます。配管技能士は1級から3級まであり、3級は誰でも受験可能です。2級、1級は一定の実務経験が必要になります。詳しくは中央職業能力開発協会のサイトを確認してください。技能士の試験は、年二回行われ、技能試験と学科試験があります。受験料は学科試験が3,100円、技能試験が16,500円です。なお、試験日については協会のサイトを確認しましょう。

3-2.管工事施工管理技士

管工事施工管理技士とは、管工事を行う現場で施工管理や安全管理・品質管理・技術者の指導を行うことができます。また、工事現場に必要な主任技術者や、監理技術者の選任を受けることが可能です。管工事の現場監督を務めるためには必要な資格で、取得することで昇給や昇進の足がかりにもなるでしょう。管工事施工管理技士は1級と2級があり、1級のほうが大規模な現場の監督をすることができます。

3-3.管工事施工管理技士と配管技能士の違い

配管技能士は自分の技術を客観的に証明できる資格なのに対し、管工事施工管理技士は品質管理や安全管理、施工管理など工事全体の指揮をとり、現場を監督することができる資格です。ですから、技術者として経験を積んだらまずは技能士を取得し、受験資格をクリアしたら管工事施工管理技士の取得を目指しましょう。

3-4.ガスや水道関係の資格もある

給水設備の配管工事を行うには、給水装置工事主任技術者の資格、ガスの配管工事を行うには、ガス主任技術者の資格を取得すると仕事の幅が広がります。リンク先の記事にはそれぞれの資格概要や資格を取得するメリットが記載されているので、ぜひ併せて読んでみてください。

4.管工事施工管理技士の資格取得方法

この項では、管工事施工管理技士の試験概要や勉強方法などを紹介します。

4-1.管工事施工管理技士は試験を受けて取得する

管工事施工管理技士は、一定期間の実務経験を積み、全国建築研修センターが主催する試験を受けて合格すれば取得できます。受験するには一定の実務経験が必要です。ちなみに、管工事施工管理技士は、2級の方が短い期間の実務経験で受験資格が得られるので、まずは2級から挑戦する人が多いでしょう。ただし、1級の方が大規模な工事現場の監督業務を行えるので、2級を取得できたらぜひ1級取得を目指しましょう。試験は毎年1回9~12月にかけて行われます。受験を希望する方は、まずセンターのサイトを確認し、必要な書類を準備しましょう。

4-2.試験は学科試験と実地試験がある

管工事施工管理技士の試験は、学科試験と実地試験です。学科試験は機械工学・施工管理法・法規の3科目であり、択一式問題になります。学科試験に合格しないと実地試験を受けることはできません。実地試験は、受験者自身の経験に基づく「施工経験記述」や設備全般・工程管理・法規などの記述問題です。施行経験記述は一種の小論文で、自分の経験に基づいて問いに答えます。なお、試験が不合格だった場合は、1年に限って学科試験が免除されるので覚えておきましょう。

また、特定の資格を取得していれば学科試験の一部が免除になります。詳しくは全国建築研修センターのサイトを確認してください。学科試験・実地試験ともに6割以上の得点率で合格です。

なお、2級は学科試験と実地試験が同日に行われます。学科試験が合格点に達していない場合は実地試験が採点されません。

4-3.試験の申し込みに電子申請は利用不可

管工事施工管理技士の試験を受験したい場合は、願書をインターネット経由やコールセンターで購入し、必ず簡易書留で全国建築研修センター宛に送付します。電子申請は行っていません。添付書類も多いので、必ず記入前にセンターのサイトを確認して記入漏れがないようにしてください。なお、前年度学科試験に合格し、実地試験に不合格だった場合は、センターから専用の申し込み用紙が送付されます。受験料は1級が学科・実地共に各8,500円・2級が学科・実地合わせて8,500円、学科のみ、実地のみはその半額です。試験は全国の主要都市で行われますので、遠方の人は宿泊場所も確保しておきましょう。

5.配管工に関するよくある質問

この項は、配管工に関する質問を紹介します。

Q.配管工はどのくらい経験を積めば一人前とみなされるんでしょうか?
A.会社や仕事内容によって異なりますが、2~3年仕事をすれば、一通りの仕事はできるようになるはずです。

Q.管工事施工管理技士を取得すれば、管理者的な立場にすぐになれますか?
A.はい。工事現場に必ず選任がいる主任技術者や監理技術者は、有資格者であることが必要です。すぐになることもできるでしょう。

Q.配管工の資格は技能士を取得しただけではダメですか?
A.ダメではありませんが、仕事の幅を広げて年収をアップさせるには管工事施工管理技士にも挑戦してみましょう。

Q.配管工はガスと水道のように複数の物質を通す配管工事を行えますか?
A.はい。行えますが、通常は分業しています。

Q.配管工は女性も活躍しているでしょうか?
A.はい。今後も増えていくと予想されます。

まとめ

今回は配管工の仕事内容や将来性・キャリアアップに役立つ資格などを紹介しました。配管工は目立つ仕事ではありませんが、熟練の技術は建築に欠かせません。技術を磨けばどんな現場でも重宝されます。現場監督になれば、定年を超えて働くこともできるでしょう。やりがいがある仕事です。