
ビルメン業界が人手不足なのはなぜ? 原因や現場で活躍するコツを解説!
2018/11/30
2020/07/02
日本全体で人手不足が問題となっている今、ビルメン業界も例外ではありません。ビルメン業界で働く人の中には人手不足を実感している方もいるでしょう。しかし、だからといって誰でも希望すればビルメン業界で働ける時代が来るとは限りません。
今回は、ビルメンが人手不足になる理由やビルメンの将来について解説します。
この記事を読めば、ビルメンで働くのに有利な資格を取得する方法も分かるでしょう。ビルメンに就職や転職を考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.ビルメン業界は人手不足なのか?
はじめに、ビルメン業界の現状や抱えている問題などを紹介します。
1-1.高齢化するビルメン業界
ビルメン業界では、高齢化が進んでいます。ビルメンは元々定年退職した人が再就職するケースも多かったのですが、現在は若い年代の人が少なくなり、平均年齢も上昇中です。
1-2.若いというだけで採用されやすくなっている
ビルメンは、毎日やることがたくさんあって目が回るほど忙しい、という職場は少ないでしょう。しかし、60代・70代だけで仕事を回せるような職場も少ないのです。そのため、20~30代でビルメンを目指す場合、年齢だけで採用されることも多くなっています。
2.ビルメンが人手不足な理由や今後の対策について
ビルメンの高齢化が進み、人手不足になっているのには以下のような理由が挙げられます。
- 給与が低い
- どんな仕事をしているかイメージがつかみにくい
- ビルメンは定年退職をした人が再就職する場所というイメージがある
- 正社員の募集が少ない
そのため、機械化できるところは機械化したり、外国人を雇用する企業も増えているのです。
3.ビルメンの求人状況について
この項では、ビルメンの求人状態などについて紹介します。
3-1.求人は常に一定数ある
ビルメンの求人は、常に一定数あります。ハローワークだけでなく転職サイトや転職用の雑誌などにも求人は出ているでしょう。条件も会社によってかなり異なり、特定の資格を取得していると給与が高くなる傾向にあります。
3-2.転職は若いほどしやすい
前述したように、ビルメン業界は高齢化が進んでおり若い人材が少なくなっています。ですから、20代・30代の人は無資格無経験でも採用されやすいでしょう。その一方で、給与は高いとは言えません。年収、200万円代の職場も珍しくないでしょう。夜勤手当や残業代・資格手当などがついて平均的な給与に近くなるところが一般的です。また、40代以降でもビルメンに役立つ資格を取得していたりビルメンの経験があったりすると、比較的スムーズに転職できるでしょう。
3-3.目が回るほど忙しくはないが独特の決まりなどがある
ビルメン業界は、年功序列がまだ根強く残っています。ですから、就職してしばらくは人間関係に悩むこともあるでしょう。その一方で、仕事は比較的余裕があり残業もそれほどありません。「余裕をもって人間関係に煩わされずに仕事をしたい」と言う人には向いています。
4.ビルメンに役立つ資格について
この項では、ビルメンの仕事に役立つ資格を紹介します。
4-1.資格を取得すると仕事の幅が広がる
ビルメンは、無資格でも仕事ができます。しかし、資格を取得すれば仕事の幅が広がり、資格手当がつくこともあるでしょう。仕事をしながら資格を取得する人も珍しくありません。また、資格を取得しておくとビルメン業界内での転職もしやすくなります。
4-2.まずはビルメン4点セットの取得を目指そう
ビルメン4点セットとは、以下のような4つの資格のことです。
- 第二種電気工事士
- 危険物取扱者乙種4類
- 第三種冷凍機械責任者
- 二級ボイラー技士
これらの資格は、試験に合格すれば取得することができます。受験資格は定められていないので、学歴・性別・職歴に関係なく受験することが可能です。
5.ビルメンに関するよくある質問
この項では、ビルメンに関する質問を紹介します。
Q.ビルメンは50代でも転職可能ですか?
A.はい。ただし、会社が特定の人材を求めていることもあり、無資格無経験の場合だと難しいこともあるでしょう。
Q.ビルメン三種の神器という資格もあると聞きました。
A.ビルメン三種の神器は、第三種電気主任技術者・エネルギー管理士・建築物環境衛生管理技術者のことで、かなりの難関資格です。しかし、取得すれば昇給や昇進の足がかりになることから、ビルメン4点セットを取得したら挑戦してみましょう。
Q.ビルメンは誰ともしゃべらずに仕事ができると聞きました。
A.そんなことはありません。チームワークが重要なので挨拶などはしっかりしましょう。ただし、話術を磨かなくても仕事はできます。
Q.ビルメンの需要はこれから高まるでしょうか?
A.都市部では、高齢の人が引退することで需要が高まる可能性はあります。
Q.ビルメンは資格を多く持っているほど有利ですか?
A.取得している資格の数よりも、資格を活用して仕事をした経験が重要視されます。40代以降にビルメンに転職したい場合は、経験を活用できる職場を探しましょう。
まとめ
今回はビルメンの人手不足の原因や対処方法などを中心に、ビルメンになる方法などを紹介しました。ビルメンは、派手な仕事ではありません。また、知名度も低いので人材不足が加速しやすいでしょう。ですから、転職も比較的容易になる可能性があります。特に、若い年代は重宝されるでしょう。
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