
2級土木施工管理技士試験に挑戦したい方必見! 過去問の重要性は?
2017/02/03
2020/05/12
土木施工管理技士とは、道路や河川工事に代表される土木工事で施行計画を作成したり工程管理・安全管理を行ったりすることができる資格です。主任技術者や管理技術者になるために必要な資格でもあります。土木工事の仕事に就いている方の中には、資格取得を目指して勉強に励んでいる方も多いでしょう。
そこで、今回は土木施工管理技士の過去問についてご紹介します。
土木施工管理技士には1級と2級があり、まず2級土木施工管理技士を目指すという方も多いと思います。過去問題を解いて問題に慣れておけば、本番でも落ち着いて解くことができるでしょう。土木施工管理技士の試験に挑戦してみたいという方や合格を目指して勉強中という方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
1.2級土木施工管理技士の基礎知識
はじめに、2級土木施工管理技士の基礎知識をご紹介しましょう。資格を取得するとどのような仕事を担うことができるのでしょうか?
1-1.土木施工管理技士とは?
土木施工管理技士とは、国家資格である施工管理技士の一つです。資格を取得すると主任技術者や管理技術者として施工計画を作成し、工事中は施工管理や安全管理など施工に必要な技術管理をすることができます。つまり、土木工事をする際の責任者的な立場を担うことができるのです。土木工事の仕事に就いている方は、出世のために資格取得が必須という人もいるでしょう。
1-2.2級土木施工管理技士とは?
土木施工管理技士には1級と2級があります。1級は、すべての土木工事において主任技術者や管理技術者になることができる資格です。2級は、土木・鋼構造物塗装・薬液注入の3種類があり、それぞれ取得した資格の土木工事において主任技術者になることができます。まずは2級を取得して実務経験を積み、1級を受験する方もいるでしょう。
1-3.資格取得のメリット
土木施工管理技士の資格を取得すれば、工事現場に必ず選任しなければならない主任技術者や監理技術者になることができます。出世や昇給の道も開けるでしょう。また、転職にも大変有利です。特に、1級土木施工管理技士になれば新しく営業所を開く場合に、必要な専任技術者にもなることができます。定年を超えても土木工事の現場で働きたい、という人にもおすすめです。
2.2級土木施工管理技士の試験について
この項では、2級土木施工管理技士の試験についての試験についてご説明します。どのような試験なのでしょうか?
2-1.2級土木施工管理技士の試験を受験するには?
施工管理技士の試験を受けるには、一定期間の実務経験が必要です。大学の指定学科を卒業すれば1年で受験資格を得ることができます。中学卒業をしてすぐに土木工事の仕事に就いた方でも8年の実務実績があれば、試験を受験することができるのです。
資格を取得すれば土木工事の現場で技術者を管理する役目を担うことができます。また、土木工事の現場には必要な資格ですので、転職にも有利に働くでしょう。土木工事の会社では資格取得が出世の条件になっていることもあります。
2-2.試験科目について
2級施工管理技士の試験は、学科と実地に分かれています。これは、1級と同様です。学科は、土木工学・選択した試験の施工管理法・法規であり、実地はそれぞれ選択したものの施工管理法を問われます。学科試験はマークシート方式、実地試験は記述式です。学科試験も実地試験もそれぞれ60%以上の得点率で合格になり、足切点はありません。
なお、学科試験と実地試験は別の日に行われます。学科試験に合格した方のみ実地試験を受験することができ、学科試験にだけ合格し、実地試験は不合格だった場合は翌年の学科試験は免除されるのです。ただし、翌年も実地試験が不合格ですとまた学科から受け直さなくてはなりません。
2-3.難易度について
2級土木施工管理技士の試験の合格率は、学科が48%程度で実地が30%弱となっています。これだけ見ても学科は通ったけれど、実地で不合格だったという方が多い試験だということは分かるでしょう。
難易度では普通~やや易しいとなっています。ですから、特別に予備校などに通うことをしなくても、独学で合格を勝ち取ることも可能です。
3.2級土木施工管理技士試験の勉強方法
この項では、2級土木施工管理技士勉強方法についてご紹介します。ぜひ参考にしてください。
3-1.2級土木施工管理技技士試験はどうやって勉強をするの?
2級土木施工管理技士試験の勉強方法には
- 予備校に通って講義を受ける
- 通信教材を使って勉強をする
- 参考書や過去問題集を買って独学をする
という3つの勉強方法があります。2級土木施工管理技士を受験する方のほとんどが、仕事をしながら勉強をして試験を受けることでしょう。ですから、通信教材を使ったり独学で勉強したりする方が一般的です。予備校は直前講習なども行っていますので、最後の仕上げに短期間受講をしてもよいでしょう。ただし、予備校のほとんどが東京や大阪などの大都市にあるため、地方在住の方は仕事との調整が必要です。
3-2.過去問の重要性
土木施工管理技士に限らず、資格試験を受ける場合に過去問は重要です。特に、過去5年間分くらいの過去問は問題の傾向を把握するために必ず解いておきましょう。2級土木施工管理技士の過去問はインターネット上でも公開されており、予備校のサイトでは解説も行われています。しかし、やはり過去問題集を1冊買って解説を読みながら解くに越したことはないでしょう。
3-3.実地試験の過去問題集について
2級土木工事施工管理技士の実地試験は、自分の経験した工事の体験に基づいた記述試験です。記述式ですから、当然1人1人答えは違います。しかし、限られた字数内で答えるわけですから当然模範解答もあり、模範解答に近い答え方をするほど高得点がつくのです。ですから、実地試験の過去問もいろいろな問題を解いておけば、どんな問題が出ても答えやすいでしょう。同時に、今まで行った工事の中で、答えに使えそうなものをピックアップしておくとよいですね。独学で勉強している方は、添削をしてもらう人を見つけるとなおよいでしょう。ただし、本番で似たような問題が出たからといって模範解答をそのまま答えとして書いてはいけません。試験官に一発でばれます。
3-4.おすすめの過去問題集
弘文社『2級管工事施工管理技士 実地試験対策』
実地試験に特化した問題集で、解説がとても分かりやすいと評判です。実地が苦手な方はぜひ押さえておきましょう。
コンデックス情報研究所 『詳解2級土木施工管理技術検定試験過去5年問題集』
毎年改定版が出版される過去問題集です。解説が多少おおざっぱという意見もありますが、過去問をより多く解きたいという方にはぴったりの問題集になります。
4.2級土木施工管理技士の過去問についてよくある質問
Q.過去問題集は普通の書店で購入できますか?
A.はい、可能です。書店のほか、Amazonなどのネット通販でも取り扱っています。
Q.実地試験の過去問題集では何を参考にすればよいでしょうか?
A.要点のまとめ方や答え方を参考にしてください。文章が読みやすくまとまるようになります。
Q.過去問題集は中古本でも役立つのでですか?
A.5年以上前の過去問は法律が改定されていることがありますので注意が必要になります。5年以内の過去問題集なら大丈夫でしょう。
Q.やはり過去問題集は購入した方がよいですか?
A.ネット上に上がっている過去問題は一部だけですので、購入して勉強しましょう。
Q.実地と学科は両方過去問題集を買ったほうがよいですか?
A.はい、その方が勉強になります。
5.おわりに
いかがでしたか? 今回は2級土木施工管理技士の過去問についてご紹介しました。特に実地試験は、過去問題集を買っても解き方がよく分からないという方もいるかもしれません。そのような場合は、まず解説を読んでみましょう。記述式の問題は得意・不得意が大きく別れるものです。苦手な方は早めに勉強をはじめ、文章をまとめる訓練を行ってください。
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